じっくり曲を分析する力

タイトル、カッコよく書いてみましたが、そんなに難しいことをするわけではありません。
導入期のピアノのレッスンでの曲の分析だったり、ソナチネあたりの分析だったりのお話です。

ということで、ピアノの楽譜って、曲によっては、全体に白かったり、全体に黒かったりすることがあります。

ひー
ひー

ちょ、ちょっと!かめちゃん先生!
何その白いとか黒いとか?
ひーの事言ってるの?!

かめちゃん先生
かめちゃん先生

ひーちゃん、こんにちは!
違う違う(笑)ピアノの楽譜の話だよ。

ひー
ひー

楽譜に白とか黒とかあるの?
てか、ピアノの楽譜っておたまじゃくしが踊ってるんじゃないのかにゃ?

かめちゃん先生
かめちゃん先生

おたまじゃくしみたいに見えるよね!
でも、あれはおたまじゃくしじゃないんだよ。
そして、白とか黒ていうのは・・・。ちょっと説明してみようか!

楽譜が白い、黒いとは?

簡単に言うと、伸ばす音符は、音符のたまが白丸です。
二分音符とか全音符のことです。付点二分音符も白丸ですね。

それ以外の音符は黒丸です。
四分音符♩や八分音符♪♫、十六分音符など。

曲の長さや曲のレベル、その曲を弾く年齢にもよりますが、曲が長くなってくると、音符の大きさじたいも小さくなります。

子供の絵本が学年があがるとどんどん文字の大きさが小さくなっていくような感じ。

ただ、どちらにしても、曲によって音符1つ1つの音を伸ばしながら弾くような曲は、二分音符が多かったりするので、パっと見た感じは、楽譜が白く見えるんですね。

反対に十六分音符が多く出てくるような曲は、1拍の中に音符が4つ入るわけですから、必然的に音符の数が増えるので、見た目も黒い感じになります。

ひー
ひー

にゃるほど。
なんとな~くわかったような・・・。

かめちゃん先生
かめちゃん先生

うんうん、なんとな~くでいいよ(^^;)
今日のメインは白い黒いじゃないからね。

ひー
ひー

じゃ、にゃんの話さ!

かめちゃん先生
かめちゃん先生

ここからが本題で~す!

パッと見た瞬間に判断することは?

ピアノのレッスンをしていると、楽譜によっては、音符の数がたくさんあって、楽譜全面が黒々していることがあるんです。

それを見ると、生徒ちゃんによっては、
うぅ・・・!!!

となることがあるようです(笑)


たしかに、見た目的にも、音符がたくさんあって、これ全部の音を読んで弾くの?!

と、無言のプレッシャーを楽譜から感じるんですよね。

慣れてくると大丈夫です✩

そして、一番、このプレッシャーを感じるのは導入期の生徒ちゃん。

1ページの曲がから、いきなり見開き2ページの曲が現われたら・・・

今までは、そこそこ大きめの音符で、見開き1ページの片側だけの曲を練習していた生徒ちゃんが、ページをめくった時に現われる、見開き1ページで1曲になっている曲。

初めてこんな曲を見た生徒ちゃんは、だいたい

ながっ!!!

と、思うようです(笑)

そりゃそうですよね。
初めて出てきた長(そうに見える)い曲。

私に弾けるの?
と、不安になることもあると思います。

でも、大丈夫!

長く見えても、実は小節数的には、今までと変わらないことも多いんです。

当教室で使っているテキストだったら、だいたい16小節から24小節くらいが多いかな?

しかも、似ている、もしくは同じように弾く。
の繰り返しが多かったりもするので、実際に読譜をする量は、そんなに多くありません。

曲の分析をする

なので、慌てずに、じっくり曲を見て、どことどこが同じか似ているか?
などを探すと、安心して弾いてくれるようになります。

初期の段階から、曲の分析をすること。

これって、曲が長くなってきた時にも役に立ちます。

ひー
ひー

かめちゃん先生
それで、白いおたまじゃくしと黒いおたまじゃくしはどう繋がってるの?

かめちゃん先生
かめちゃん先生

白いおたまじゃくしと黒いおたまじゃくしも、
そのパッと見た感覚だってことだよ。

実は黒いおたまじゃくしのほうが見やすい?

曲によっても、もちろん違うのですが、白い音符がたくさんある曲というのは、だいたい全体を伸ばしながら弾く&和音になっている。ということが多くあります。

反対に、黒い音符がたくさんある曲は、音の流れが音階になっていることが多いのです。

ということは、和音を読んでいくという作業と、音階の流れを確認するという作業。

案外、音階の流れを確認するほうが、楽だったりします。

パッと見た瞬間は、白く見える楽譜のほうが、簡単そうに見えることも多いのですが、実は和音の進行の理解をしていないと、全体の流れがわからなくなってしまうことも。

反対に黒く見える楽譜は、スケールや音階を知っていたら、思っているより簡単に弾けることもあります。

もちろん、そのためには、調性や和音について知っていることが前提になってきますが。

でも、見た目で判断せずに、じっくり楽譜を見て分析していく力って、大きくなって難しい曲を弾くようになってからのものではなく、導入期から自然にやっている形が取れることが理想かな?

と、思っています。

当教室では、ピアノのレッスンで新しい曲の練習を始めるときや、ソルフェージュレッスンの時に、分析をする力を付けるためのレッスンも取り入れています。

当教室のレッスンに関することはこちらに詳細があります。
ご興味ある方は、ご覧くださいね。⇒ レッスンのこと

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